日々の生活で思ったこと

日々の生活から思ったことやコーチングの視点から綴ります。

お金との関わり方

私の父はお金をきちんと管理する人です。

いつ、どのくらいのお金が必要になると

いうことを計算して将来的に困らないように

計画的に貯蓄をしていました。

 

そのおかげで私は贅沢ではないけれど

ごく普通に生活できました。

 

しかし、父はお金に対して不安なのか

「お金がない」「貯めとかないと」よく言っていました。

子供心に私は、「お金は使ったらなくなる、貯めなければならない」

と思いながら育ちました。

 

大人になってからも、欲しいものをパッと

買うこともあるけれど心の底ではこんなに買っていいだろうか、

倹約しなきゃと思ってせっかく欲しいものを買ったのに

喜べない自分がいました。

「お金は使ったらなくなる、貯めなければならない」から

離れられませんでした。

 

今年の春、義母が亡くなりました。

義母はちょっと見栄っ張りで

自分のことにもお金を使うけれど

人をもてなしたりプレゼントをするのが

大好きな人でした。

そんな母のですからお金は出ていくばかり、

その代わり頂き物も多いので

まるで物々交換みたいだなと

思ったこともあります。

 

私もお世話になった人への礼は

忘れないようにしています。

でも、お金は効率よく無駄に使わないというのが

私のスタイルです。

 

そんな母の葬儀には大勢の人が訪れ

皆が口をそろえて「(母の名前)さんには本当に世話になった」

と涙を流してくれました。

 

私はその時、義母の生き方も良かったのかなと思いました。

死ぬ時にお金は持っていけません。

それならば人の喜ぶのを見るために

お金を使った方が自分も人もhappyに

なれて、こんなにも惜しまれて

最期を迎えられるのかなと

思いました。

 

これからは私も人に喜んでもらえることには

もっと気前良くお金を使っていこうと

思いました。